2024年発表会プログラム

今年も発表会の季節がやって参りました☺
2024年8月24日(土)に第14回目の発表会です✨プログラムが出来ましたので載せておきます🎶

〜ご挨拶文に日頃の想いを込めました💕〜

突然ですが、鉛筆は何のために作られたでしょうか…??
お箸のように使ってご飯を食べるため?犬がかじって遊ぶため?
いいえ。文字を書くため、色を塗るため、ですよね。
ものには、作り手が居て、意味と目的を持って作られていますね。

ではあなたという存在はどうでしょうか?
意味も目的もなく偶然存在して、たまたま生きているのでしょうか?
いいえ。私はそうは考えません。
意味と目的を持って造られ、今日という日に存在しているのです。

同じ人間、同じ日本人、同じ家族であったとしても、ひとりひとりがみんな違って、誰とも同じではなく、スペシャルで唯一の存在です。

違うからこそ、自分と同じ様には考えず、理解できず喧嘩になることもあるでしょう。
だけどもし、全員が全く同じように考えて、自分と同じ人間だったとしたら…?ものすごくつまらない世界になってしまわないでしょうか。

世界には79億という人間がいます。
そっくりさんはいても、一卵性の双子であったとしても、全く同じという人はいないのです。
それって凄いこと、奇跡ではありませんか?!

私はこのピアノ教室を開かせて頂いている中で、この事実をとても実感しています。
同じ事を伝えても、同じ質問をしても、ひとりひとりみーんな反応が違い、回答も違うのです。それがこの上なく面白く、楽しく、素敵だなと思うのです。

実は私はこの教室を開く前は、教える事は向いていないと思っていました。
だけど押し流されるように扉が開かれ、始めることになり、みなさまと出会い、今があります。
不器用で、何を習得するにも時間がかかる、わからないことはわからないまま放っておけない、わかるまで説明してほしい、という大人を困らせる様な子どもだったと思います。
だけどその性格が、教える、という点においては、とても役に立っていている事が今となってわかり、実は向いていたのかもとさえ思います。

この体験からも、人生は完成形に向かって進み続けている、と思うのです。
今の自分の状態、今のお子様の状態、だけを見て、簡単に決めつけるものではないなと思います。
可能性はどこまでもあるし、その可能性がいつ花開くかも、実際わからないのです。
80歳から新しい事を始めて成功した人をも知っています。

【自分の限界を自分で決めてはいけない】

山の先まで見えなくとも、目の前の与えられている機会、今日という1日に精一杯取り組むこと。そのひとつひとつの小さな積み重ねが、必ずその次に繋がります。

ピアノを習得するということは、小さな一歩を積み重ねる力を習得するという事だとも思っています。
みなさんが将来どんな道に進むのか、それは未知数です。
けれども、この小さな一歩を積み重ねる力は、何をするにも絶対にあなたを助けてくれる力になるはずです。

私の師匠が学生時代に教えてくれて、今でも心に残っている言葉をお伝えして最後に致します。

【やる気スイッチは誰も押してくれない。やる気スイッチは、やり始めたら入るんだよ。】

やる気スイッチが押されたから頑張れる、ではなく、やりたくなくても、とにかくやり始める、そうすると自ずとスイッチは入ってくる、ということです。
小さな積み重ねをする毎日で、私は体験を持って実感してきました。

発表会の、今日という日は素晴らしい1日ではありますが、通過点に過ぎないです。
日々の小さな積み重ねる力によって、あなたの持ち合わせている能力が100%開いて、満開の人生となりますことをお祈りして、ご挨拶とさせて頂きます。

MUU音楽教室 代表講師 村上真希子