イスラエル7日目

シャバット(安息日と言って、ユダヤ教の人たちはお休みの日。厳格な人は電気もつけない家からも出ない)に入った街は、朝から異様に静かで変な感じ。

金曜日の日没から土曜の日没までがシャバット。

マーケットなども休みになるから、人々は金曜日の昼間に食料等を買い漁り、市場等は大盛り上がり、安売りセールになる。

朝からゲストハウスのまわりも異様に静かで、車ひとつ通らない。

今日のステージはシャバットが明けた後の21時から。

それまで時間があるので、HEAVENESEで必ず訪れたかった場所、黄金門へ。

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エルサレム旧市街は、城壁に囲まれている。その城壁に全部で8つの門がある。

その中で唯一閉ざされている門が、この黄金門だ。

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教ともに、救世主がここからエルサレムに入ってくると信じている。

聖書が架空の物語でなく、彼らの歴史として、息づいている国、イスラエル。そもそも建国の理由も聖書に行き着くのだから当たり前と言えば当たり前だが、あまりにも肌で感じてとてもリアルなものとなった。

これからの未来の事についても限りなく大事になってくる聖書。聖書がわかれば世界が読める、という本を思い出した。

ここでHEAVENESE後援会長の堤氏にお清めして頂き、皆でアカペラでSilk Roadを奉納演奏した。何とも言えない不思議な時間が流れた。

ここはイスラム教のアラブ人地区だから、シャバットは関係ない。でもユダヤ人は来れない。門の前は人々が寄り付かない様にお墓になっている。

奇跡的に入れて、危険な事も無く撮影する事ができた。

撮影中にアラブ人が人なつこく眺めてくる。

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そういえば、今まではアラブ人とあまり接する機会が無かった。エルサレムの小さい街の中でも、完全にユダヤ人とアラブ人は住む区域が別れているのだ。(その他にもアルメニア人地区、キリスト教地区、ともわかれている。)

ユダヤ人が恐れているアラブ人は、一般庶民はとても人なつこく、少し前の日本を思うような感じ。それぞれの民族に直に接してみないとわからないものだ。

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この写真は黄金門を背にみたオリーブ山。間に谷がひとつあって、むこうの山がゲッセマネの園と言って、キリストが十字架に架かる前に、祈っていた場所とされる。

堤氏いわく、この山のずっと向こうが伊勢神宮と繋がっていると。

黄金門からアラブ人地区を歩いて、ヘロデ門へ。

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ここでもまたおじさんが写真に入ってきたり(笑)とっても活気の溢れる町並み。

ところでこのヘロデ門、上部にある丸いマークに注目して欲しい。

これ、菊の御紋とそっくりではないか?枚数は16枚という、天皇家しか使えない枚数。日本とユダヤの関係が垣間見える。これについては、後日詳しく。。。

そしていよいよJapan Culture week 最終日!オオトリでHEAVENESE。

シャバット明けなので、リハーサルの時点で人は少なめ。シャバット明けは交通も便が悪かったりして、人々はあまり外に出たがらないらしい。果たして人は来るのか。

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溢れんばかりの人が来てくれた。わざわざHEAVENESEを観に。

昨日来てくれた人が良かったからと言って、また友達や両親を誘ってきてくれたり。

平和のメッセージは彼らに確実に届いたのだ。

そして実はイスラエルでは子供から大人まで誰もが知ってて彼の曲を歌えるという、スーパースター、イダン・ラッヒェルも来てくれたのだ。

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彼とは、イスラエルに経つ3週間前に、大使館の方を通してHEAVENESEリーダーのまれさん久美子さんが出会っていたが、その時から何故か彼がレコーディングを一緒にしよう!と言ってくれていて、不思議な出会いだったと。

それをきっかけに、一曲彼の人気曲、ミママーマキムという曲をHEAVENESEアレンジで日本語に訳して演奏した。

そんなにスーパースターだとは思ってなかったのに、イスラエルに来て現地の人の声を聞いてそのスーパースターぶりを知ってびっくり。その曲を始めるだけで歓声が。

その彼が本当に観に来てくれて、とても気に入ってくれたのだ。不思議な繋がり。本当にレコーディングしようという話になってる。HEAVENESEではつくづくこういう、不思議な大きな出会いがある。神が結び合わせたのではないだろうかと思ってしまうような。。。

それから、お世話になってるゲストハウスのスタッフ、ニッツァンも来てくれた。

unnamed彼女はもうイスラエルの母、と呼べる位色々と良くしてくれる。

ゲストハウスには沢山の人が泊まってて、全員には出来ないけど、あなたたちは特別、と言って本当によくしてくれる。これも HEAVENESEの旅ではよく起こる現象。本当に人に恵まれる。。。

明日はなんとアラブ人の学校でパフォーマンス出来る事に!

ユダヤ人の所だけでなく、アラブ人の所にも行く、というのが本当に望んでいた事で、大事な事、明日も大事な1日になりそうです。